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Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド
リリース7.0
E05165-01
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TimesTenのユーザー

TimesTenインスタンス管理者

TimesTenインストールの所有者は、TimesTenインスタンス管理者です。

TimesTenを管理できるのはインスタンス管理者ユーザーのみであるため、TimesTenをインストールできるのは「TimesTen管理者グループ」のメンバーのみです。インスタンスをインストールしたユーザーが、自動的にそのインスタンスの管理者になります。このユーザーのみが、このインスタンスを起動または停止でき、また、このインスタンス内の他のユーザーを管理できます。GroupRestrict属性が設定されている場合、インスタンス管理者ユーザーは、対応するグループ・メンバーシップを所有する必要があります。


注意: TimesTenのドキュメント内のすべての例では、timestenという名前を使用してインスタンス管理者を表しています。

TimesTenインスタンス管理者グループの作成の詳細は、「TimesTenインスタンス管理者グループの作成」を参照してください。

Windows Systemsの場合、インストール時にアクセス制御が選択されると、Systemユーザーが自動的にTimesTenインスタンス管理者になります。

UNIX Systemsの場合、TimesTenのインスタンスをインストールしたOSユーザーがTimesTenインスタンス管理者ユーザーになります。

TimesTenインスタンス・ユーザー

TimesTenインスタンス・ユーザーは、インスタンスに認識されているユーザー名です。これらのユーザーはインスタンス・レベルで定義され、インスタンス内のすべてのデータ・ストアに適用されます。最初は1つのユーザー名(インスタンス管理者)のみがインスタンスに認識されます。

ユーザーを作成または削除する権限を所有しているのは、インスタンス管理者のみです。それぞれのユーザーには、自身のパスワードを変更する権限があります。

インスタンス・ユーザーは、内部ユーザー名または外部ユーザー名にできます。

内部ユーザー

TimesTenインスタンス内で定義されているユーザー名は、「内部ユーザー」と呼ばれます。その名前が定義されているTimesTenの特定のインスタンスの外部では、意味を持ちません。内部ユーザーは、TimesTenインスタンスによって認証されます。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド』のCREATE USERに関する項を参照してください。TimesTenユーザー名(UID DSN属性で指定)は、自動的に大文字に変換されます(大/小文字は区別されません)。

外部ユーザー

オペレーティング・システムまたはその他の外部メカニズムによって識別されるユーザー名は、「外部ユーザー」と呼ばれます。今回のリリースでは、オペレーティング・システムのユーザー名のみが外部ユーザーとして認識されます。外部ユーザーは、一部の外部メカニズムによって認証済であると想定されます。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド』のCREATE USERに関する項を参照してください。このユーザーは、ログイン時にオペレーティング・システムによって認証されるため、TimesTenではパスワードは必要ありません。

UNIXの外部ユーザー名の場合、大/小文字は区別されます。Windowsの外部ユーザー名の場合、大/小文字は区別されません。UNIX Platformsから接続すると、TimesTenによって外部ユーザー名が自動的に大文字に変換され、大/小文字は区別されなくなります。

PWDCrypt属性を使用すると、クリアテキスト・パスワードを使用するかわりにパスワードを暗号化できます。また、パスワードで使用される特殊文字および大/小文字の区別の処理が可能になります。これによって、PWD DSN属性内のクリアテキストに指定する場合に、複雑なものを指定できるようになります。